「裸足先生池田仁」の運動がもっともっと楽しくなるブログ

「運動嫌いをなくす」を使命に活動する運動指導員のブログです。主に子どもの運動のコツや倒立、ブリッジのコツなどを書いています。

倒立(ハンドスタンド)の時の顔の向きと目線

倒立(ハンドスタンド)の時の頭の位置と目線についてです。


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顔は地面に向ける

あごを壁につける

耳を両腕の間に入れる

 


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背中から見るとこんな感じになります。

 

悪い例 その1


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あごが壁から離れてますね。

耳も両腕の間にありません。

 

頭がこの位置にあると腰を反ってしまい真っ直ぐな倒立になりません。

また、肩や腰が固くなってしまいます。

 

悪い例 その2


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おでこが壁についてます。

顔も地面を向いてません。

悪くはないんですが、止まるのが難しいです。上級者向けです。

 

 

簡単に言ったものの理想の型で倒立するのは結構大変です。柔軟性が足りなかったり押す感覚が弱いとできません。

 

壁倒立の写真を横から撮影してみて頭の位置をチェックしてみてください。

できてなかい人は鉄棒にぶら下がったりラジオ体操したりストレッチをしたり、身体作りも一緒におこなってください。

 

神奈川県横浜市鶴見区(JR南武線尻手駅)のNPO法人ACROで倒立とブリッジのためのストレッチクラスをやってます。

詳細は以下のサイトをご覧ください。

 

Rickmethod-リックメソッド- 

Rick Method

子どもにストレッチは必要ないでしょ?

「子どもにストレッチは必要ないでしょ?」

「子どもはストレッチしなくても柔らかいでしょ?」

 

子どもの運動指導をしていると色んな人からこのような言葉をかけられます。


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これは正しいと言えば正しいし、間違っていると言えば間違っています。

 

Q1. 子どもにストレッチは必要ないでしょ?

A1.準備運動(ウォーミングアップ)としてのストレッチは不要です。

池田仁の体操教室では開始して最初にやるのはなわとびや動物歩きです。みんなで揃って号令をかけて「イッチ、ニッ、サーンシー…」なんてやりません。


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いきなりなわとびを跳んで肉離れを起こしたりアキレス腱が切れたりした子どもは今のところ一人もいません。恐らく、今後もいないと思います。

なわとびを最初にやる理由に関してはまた別の機会に話します。

 

その一方で身体作りとしてのストレッチは絶対に必要です。

ストレッチで身体の柔軟性を高めることで多種多様な動きができるようになります。

また、ストレッチのポーズをとるためにはそのポーズを完成させる筋力も必要なので自然と筋力もついていきます。

柔らかくなるだけじゃなく強くもなるんです!!


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Q2. 子どもはストレッチをしなくても柔らかいでしょ?

A2.柔らかい子もいますが硬い子もたくさんいます。

生まれたての赤ちゃんはふわっふわ、ゆるゆるです。これが寝返りをうつ、ハイハイする、立つ、歩く、走る…など色んな動きをするようになると少しずつ身体が硬くなってきます。

小学生になって椅子に座ってる時間が長くなったり学校の体育の授業をしたり、野球やサッカーなどの競技を始めたりするとどんどん硬くなります。


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この写真は非常にわかりやすいですね。

 

 

東京武蔵野シティFC裸足かけっこ教室では2018年の4月にストレッチをプログラムに取り入れてます。

東京武蔵野シティフットボールクラブ

 

 

継続的に通ってストレッチができるようになってる子は50m走のタイムが毎月のように速くなり、走る姿も綺麗になってきました。(ストレッチだけのおかげとは言い切れませんが)

 

フォームについて具体的に言うと


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歩幅が広くなる


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走る姿勢がよくなる


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腕の振りが大きくなる

 

の3つが特に分かりやすい変化として現れています。

今後も走るのが速くなるためのストレッチを研究し提供して参りますのでお子さまのレベルアップをぜひお楽しみに!


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東京武蔵野シティFC裸足かけっこ教室

毎週月曜日 横河電機グラウンド(三鷹駅北口徒歩7分)

15:00-15:50 未就園児クラス(2-3歳)

16:00-16:50 幼児クラス(年少-年長)

17:00-18:00 児童クラス(1-6年)

 

大人のストレッチクラスはこちら!!

リックメソッドストレッチクラス

JR南武線尻手駅 NPO法人ACRO

Rick Method

 

運動会直前でも間に合う、真っ直ぐ走る方法


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今週の土曜日が運動会の小学校が多いみたいで私の教室でもかけっこ(走ること)に関する相談を受けることが多くなってきました。

そんな中、三日間連続で同じ質問を受けたのでその対策を紹介します。

 

真っ直ぐ走れないんですけどどうすればいいですか?

・真っ直ぐ走れない

・走るときに頭がふらふらする

・走るときに身体がぐにゃぐにゃに見える

 

相談内容は上記の通りです。

子どもは全身のサイズや筋力の割りに頭が大きくて重いため、その頭を固定したまま真っ直ぐ動くというのがなかなか難しいです。

「成長すれば改善されますよ」「筋肉がつけば安定しますよ」と言うことが多いのですが運動会直前ということもあるので短期間で少しでも改善できる方法を紹介します。

 

 

1.普段から口を閉じるようにする

口や顔の筋肉は首や肩、背中の筋肉と繋がりがあります。普段から口がぽかんと開いてる子は頭を支えるための首や肩の筋力が弱くバランスを取ることが難しいです。

家でテレビを見ているとき、勉強をしているとき、子どもの口はしっかり閉じていますか?ご飯を食べるときに口を閉じてたくさん噛んで飲み込んでいますか?

日常生活での癖は運動の時にも現れてきます。口が開いてるのに気がついたら一言注意するようにしましょう。

 

2.目印を決めて片足で立つ

バランス感覚や筋力を高めるために効果的なのが片足立ちです。この片足立ちの効果をさらに高めるために目印を決めて片足で立つ練習をしましょう。

目を閉じて片足立ちをするとなかなか止まれませんよね?人間の身体は目線が固定されると安定するんです。

 

家の壁のシールや公園の木や遊具などを目印にして片足立ちをやってみましょう。そんなに長い時間じゃなくても大丈夫です。親子で競争をするとより楽しく取り組めます。

 

3.目印を決めてジャンプする(なわとびを跳ぶ)

片足で立つのと合わせてやって欲しいのがジャンプすることです。

目印を決めて同じ場所で跳び続けられるように練習しましょう。

なにも持たないで跳びましょう。なわとびが得意な子はなわとび(前跳び、二重跳び)をやると飽きずに楽しくできると思います。

この時のポイントはつま先で跳ぶこと、地面にいる時間を短くすること、できるだけ高く跳ぶこと です。

 

 

 

運動会直前で子どもも大人も熱くなっていると思うのですが忘れないで欲しいのはすぐに足が速くなる魔法は無いということです。

前日にちょこっとやっただけで劇的に速くなるということはほとんどありません。

お父さん、お母さん、子どもの運動会の結果に一喜一憂することなく、どんな結果だろうが「よく頑張ったね」「一生懸命やっててかっこよかったよ」と抱き締めてあげてください。

その上でさらに速くなりたい、もっと運動したいという思いが子どもに芽生えたらまた来年の運動会に向けて一緒にがんばってください。そうすると毎年の運動会がより楽しみになると思います。

 

来週の月曜日以降、子どもや保護者のみなさまからいろんな話が聞けるのを楽しみにしています!

 


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かけっこが速くなりたい、学校体育や運動会をもっと楽しみたいというお子さまは検索→【東京武蔵野シティFC 裸足かけっこ教室】まで!

毎週月曜日 吉祥寺(三鷹)よ横河電機グラウンドで開催中です!


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小さなことを積み重ねることがとんでもないところへ行くただ一つの道

小さなことを積み重ねることがとんでもないところへ行くただ一つの道

 

2004年10月1日

MLB年間最多安打記録を更新する258安打目を放った試合後のインタビューでのイチロー選手(シアトル・マリナーズ)の言葉です。

 

この言葉の意味がこの数年、とてもよくわかるようになってきました。

 

毎朝ちゃんと起きること

レッスンを受けると決めたら休まずに行くこと

自分でやると決めたことを毎日必ずやること

風邪をひいたり怪我をしたりしないよう体調管理をすること

 

特別なことはなに一つありません。

普通のこと

当たり前のこと

小さなこと

そんな努力をコツコツと丁寧に真剣に積み重ねること。それが今の自分を越えるただ一つの方法。1年後、5年後、10年後のとんでもない自分になるためのただ一つの方法であると断言できます。

 

努力に関しては昨日(2019年3月21日)の引退会見でも次のようにおっしゃってます。

 

人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。あくまでも、はかりは自分の中にある。それで自分なりにはかりを使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと越えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの日からかこんな自分になっているんだ、という状態になって。だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を越えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられない

 

人より頑張ることはできない。

少しずつの積み重ねで自分の限界を越えていく。

 

イチロー選手の言葉を胸に今日も明日も明後日も自分の限界を超えていきます!

ブリッジの手のつきかた

ブリッジの手のつきかたはこうです。


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手の指が肩の方を向きます。

 


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こんなつきかたをしてる人をたまに見ます。
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手の指が横を向いています。

 
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このつきかたをすると肩甲骨の動きがロックされてしまい肩や肘、手首を痛めてしまいます。このつきかたでブリッジ歩行するなんてもっての他です!(ブリッジ歩行自体、やらない方がいいです)

 

幼稚園や保育園、小学校の先生方、お父さん、お母さん、子どもがブリッジするときの手の向きをチェックしてみてください!

逆立ち歩き(倒立歩行)のコツは逆立ちで歩かないこと

三学期になると一気に増えるお問い合わせが

「逆立ち歩きを教えてください」というもの。

ヨコミネ式教育法を導入している幼稚園や保育園では発表会や卒園式で園児が逆立ち歩きや高い跳び箱を披露する場があるとのことでそれに向けた特訓をしたいとご依頼があります。

今年もブログやinstagramを見てパーソナルレッスンを受けに来てくださったり質問をくださったりたくさんご相談を受けております。ありがとうございます。

パーソナルレッスンは60分10000円から受け付けておりますのでjin.gon10@gmail.comにご連絡ください。

 

さて、先に断っておきますと私は逆立ち歩き(ブリッジ歩き)は「必要ない」と思っています。

普段のクラスでも練習させないし、自分のトレーニングとしてもやりません。

その理由は「身体が固くなるから」「倒立の形が汚くなるから」の二つです。

なので「逆立ち歩きがしたい」とパーソナルレッスンに来てくださっても実際に逆立ちで歩くのはほんのわずかな時間です。

 

先日のパーソナルレッスンは40分のうち20分がストレッチ、残りの20分が前転、後転、ブリッジなどのマット運動と壁倒立。

逆立ち歩きは1分やったかなぁ?ってくらいの内容でした。

その結果、そのお子さまは二日後の幼稚園のテストで目標の距離を逆立ちで歩けたと報告が届きました。逆立ち歩きがいいか悪いかは置いといて、できなかったことができるようになった喜び、目標を達成することができた自信を与えることができてとても嬉しいです。

 

逆立ち歩きをどうしてもやらなきゃならない、どうしてもクリアさせたいという保護者の方も多いと思います。

ひょっとしたら幼稚園の先生や体操の先生から「できないのはあなたのお子さまだけですよ」なんてプレッシャーをかけられて悲しい思いをされてるご家庭もあるのではないでしょうか。

 

そんなお悩みを抱えているみなさんはお家でぜひこんな練習をしてみてください。


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壁にあご、胸、太もも、足の甲をつけた壁倒立です。手は壁から15cmくらい離します。

 

これだけで充分です。足踏み(手踏み)したりしないでください。この姿勢で補助なしで1分くらいキープできるようになればあとは幼稚園での練習時間できるようになります。

幼稚園の時間以外はなるべく逆立ち歩きをしないように注意してください。ブリッジ歩きもやらないほうがいいです。

 

この姿勢が補助有りでも辛い場合は柔軟性や筋力が足りないことが考えられるのでストレッチやくま歩きなどで鍛えましょう。 

それもちょっと大変だったら池田仁まで連絡ください。

 

 

あ、、、

 

運動会直前とかもそうなんですが

「明日までに何とかしてほしいんです!」っていうのはお子さまの心身にも保護者の方のメンタル的にもあまりよろしくないのでなるべくお早めに連絡いただけると嬉しいです(笑)

 

 

前屈も後屈もどちらもできる身体に。

2019年は後屈(ブリッジ)だけでなく前屈もできる身体にしていきます。

 

前屈とは身体を「前」に折り曲げる動き。


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後屈ってのは後ろに反る動き。

代表的なのがブリッジ。


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人間の背骨は 

前屈

後屈

側屈(横曲げ)

捻転(ねじる、ひねる)

と色んな動きができます。

 

逆にいうと、「特定の動きしかできない」「特定の動きができない」というのは不自然、不健康なんだと思います。

 

前にも後ろにも動かすことで全身の筋肉が使えて身体のバランスも整い、究極の身体に近づいていくんだろうなぁと思っています。

 

ということで最初にも言ったように今年は

 

前屈にも


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後屈にも


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両方ともこだわって練習していきます。

 

もちろん、側屈やねじりにもこだわりますけどそれはまた次のお話ってことで!!