「裸足先生池田仁」の運動がもっともっと楽しくなるブログ

「運動嫌いをなくす」を使命に活動する運動指導員のブログです。主に子どもの運動のコツや倒立、ブリッジのコツなどを書いています。

外で遊ぶのが特別なこと!?

クラスが終わったあとに保護者と話していて
「どうすればうちの子はもっと運動できるようになりますか?」って質問を受けました。

こういう質問に対してはどんな人に対しても一貫して
「特別なことは必要ないですよ。たくさん外で遊びましょう。」と伝えています。

いつもならば「やっぱりそうですよねー」となるんですが今回はそうはならずに

「その外で遊ばせるってのが難しいんです!」

と返されてしまいました…

他の保護者も含めていろいろと話を聞いてみると

・近くに遊ばせられる公園が少ない
→都心だとそうかもしれませんね。あっても小さかったり地面が土や芝生ではなく全面コンクリートだったり。あまり子どもの外遊びには適してなかったり。

・公園に行っても遊具がほとんどなくただ走り回るだけになって親が疲れる
→がんばれ大人!と言いたいところですが(笑)お母さん、お父さんもたまにはゆっくりしたいですよね。ブランコやジャングルジム、滑り台なんかがあれば見守ってるだけでいいかも知れませんが。
ボールやなわとびなどを持っていくのも一つの手ですがボール禁止の公園もあるしなわとびはできないとあまり楽しくないし結局保護者が教えなきゃいけなくなっちゃいますね。

・公園で遊んでいたらベンチに座っていた大人に「うるさい!」と怒られた
→よく聞く話なんですがこれって本当なんですか?そんな人が公園に来るんですか?信じられません…
そんな目にあったら恐いですよね。二度とその公園行きたくなくなりますよね。そりゃ子どもも大人も外で運動しなくなるわ。

などなどいろいろと「外遊びが特別」な理由が出て来ました。



私は自分の指導している教室は「きっかけの場」であると常々伝えています。
教室に来ればもちろん運動はできるようになります。ただ、それだけで終わりではありません。
「できた」喜びを感じたことで運動が楽しくなり、運動が好きになり、自分の意思で身体を使った遊びをたくさんするようになる。そして健康な心と身体と遊び仲間を得る。
そんな思いを持ちながら指導しているのですが、きっかけを作ってもその後に遊ぶ場所がないって…

教室をやるだけではなく子どもも大人も安心して楽しく安全に遊べる場も作りたいなーと思う出来事でした。

何かいいアイディアやいい遊び場を知ってる人はぜひ教えてください!

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