「逆再生」で逆上がりをマスターする!
鉄棒の逆上がりを攻略しようシリーズ第三弾です。
過去のシリーズはこちら。
その1
逆上がりができるようになる腕の使い方 - 「裸足先生池田仁」の運動がもっともっと楽しくなるブログ
その2
逆上がりができるようになる腕の鍛え方 - 「裸足先生池田仁」の運動がもっともっと楽しくなるブログ
その1とその2では逆上がりの3つのポイント
- 腕を曲げて身体を鉄棒に引き付ける
- 腰を鉄棒の上まで持ち上げる
- 腕で鉄棒を押して起き上がる
の一番上の「腕を曲げる力」についてお話ししました。
今日はその逆。
「腕を曲げる」ではなくて「押して伸ばす」力についてです。
逆上がりの動きを大まかに分解すると
1.腕を曲げて鉄棒に身体を引き付ける
2.腰を持ち上げて鉄棒に身体を乗せる
3.鉄棒を押して上体を起こす
(上に書いた3つのポイントそのものですね 笑)
池田仁のクラスでは1.と2.まではできても3.ができていないと「逆上がりができたね!」とは言いません。
だって「上がってない」んですもん。
それじゃあ「逆上がらない」だよね。
とか
そこまでじゃただの「逆回り(ぎゃくまわり)」だなぁ
とか言ってます。
では早速「逆上がらない」を「逆上がり」にするための練習を紹介します!
逆再生逆上がり
逆上がりの最後の一押しができない理由は二つあります。
一つは単純に筋力が足りないこと
腕を伸ばす力と背中の力が足りなくて上体を起こすことができません。
もう一つは手首を返せないこと
逆手でやる場合は特にです。手首を返せないために身体も動きません。
この二つの問題をクリアするための練習方法が【逆再生逆上がり】
読んで字のごとく、逆上がりを逆再生します。
1.つばめのポーズ
2.お布団干しのポーズ
※今回はここまでは恐がらずに自分でできる子を想定して説明を進めます。
ここから上の1-2の動きを逆再生していきます。
3.手首を動かす
4.上体を起こしてくる
5.鉄棒を押して腕を伸ばす
逆手バージョンはこちら
手のひらと手の甲の向きがどう変化しているかに注目すると手首の動きがわかると思います。
最初のうちは大人が肩を押して補助つきでやるといいです。
何回かやるうちに感覚がわかってきて一人でもできるようになります。
押すことにこだわる理由
この押す動きをマスターすることには以下のメリットがあります。
1.怪我のリスクが減る
逆上がりで怪我が多いのは鉄棒から降りる場面です。しっかり押してつばめのポーズに上がれないと真下に落下して口や鼻を鉄棒にぶつけてしまいます。
つばめのポーズをとって斜め後方に降りることで怪我を防ぎます。
2.他の技につながる
押す力がつくことで他の発展系の技の修得を助けてくれます。
空中逆上がり(後方支持回転)や空中前回り(前方支持回転)やけあがりなどの技ではこの押して上がる力が欠かせません。
もちろん鉄棒以外のマット運動や跳び箱の上達も助けてくれます。
以上!!逆上がり練習シリーズ第三弾でした!
次は腰を持ち上げる練習方法を紹介しますのでお楽しみに!
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池田仁