「裸足先生池田仁」の運動がもっともっと楽しくなるブログ

「運動嫌いをなくす」を使命に活動する運動指導員のブログです。主に子どもの運動のコツや倒立、ブリッジのコツなどを書いています。

なわとびで足が速くなる理由

 

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VIRDS陸上アカデミー多摩センター校では今年度より「なわとび」をプログラムに取り入れました。前跳び、二重跳びを中心に取り組んでもらいます。

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今回はなわとびが走力アップにつながる理由を解説します。

1.つま先の使い方が身につく
足の裏全体を着けたいわゆる「ベタ足」ではリズムよく跳ぶことができません。かかとを上げてつま先を使って跳ぶことがなわとびのポイントです。
これは速く走る時も同じです。かかとを上げてつま先を使って走ることで身体を力強く前方に進めることができます。
なわとびを練習することで速く走るのに必要なつま先の使い方が身につきます。

2.走るために必要な筋力が強化される
つま先を使って跳ぶことで足の裏とふくらはぎの筋力が強くなります。これにより一歩で進む距離が伸びて走力アップにつながります。また二重跳びを何回も跳ぶためには膝や体幹(腰から上)を棒のように固める必要があります。二重跳びの回数が増えれば増えるだけ全身の筋力が高まり速く走るための身体ができあがってきます。

3.持久力が高まる
多摩センター校では二重跳びの練習と60秒前跳びを毎回のレッスンに取り入れています。それぞれ異なる持久力が鍛えられます。
二重跳びは「筋持久力」と言って特定の筋肉を動かし続けるための持久力を高めます。主にふくらはぎや太ももの筋持久力が高まります。
60秒前跳びでは「全身持久力」と言って特定の運動を長時間継続するための持久力を高めます。別の言い方では 心肺機能 とか 有酸素性能力 と呼ばれます。
この二つの持久力を鍛えることでトップスピードの維持できる距離を伸ばすことができます。

なわとびはやればやるだけ上達するので子どもにとっても楽しく取り組める種目です。
幼児や小学校低学年で縄を跳ぶのが難しい場合は縄を持たずにひたすら高くジャンプし続ける「エアーなわとび」もおすすめです。

VIRDS陸上アカデミー多摩センター校

多摩センター駅 フットサルステージ多摩

金曜日17:00〜18:00 

対象 小学生以上(幼児もご相談ください)