「裸足先生池田仁」の運動がもっともっと楽しくなるブログ

「運動嫌いをなくす」を使命に活動する運動指導員のブログです。主に子どもの運動のコツや倒立、ブリッジのコツなどを書いています。

「長所を伸ばす」というのは短所をそのままにしとくということではない

「長所を伸ばす」という甘い言葉に流されて自分の短所に向き合わないと成長が止まってしまうって話

 

 教育やスポーツの現場でよく聞く「長所を伸ばす」という言葉

 

教育やスポーツの現場で活動していると

「長所を伸ばすのがこのクラブの指導方針です」とか

「なにか一つでもいいところを見つけて誉めるのが私たち指導員の仕事です」って台詞を見たり聞いたりします。

 

とても素晴らしい方針だし、私もそういう指導ができるように心がけています。

 

でもその「長所を伸ばす」指導。

生徒の成長を止めてしまっていませんか?

 

 

運動指導をしていると

「うわ~なんだかもったいないな~!!」

とか

「なんだか危なっかしいな…」

って子どもを目にすることが多々あります。

 

野球で例えるならとても速いボールが投げられるのにどこに行くかさっぱりわからない

 

サッカーでいうとドリブルは上手いけどキックが下手で仲間にパスを出すことができない

 

さらに、

野球やサッカーなどの競技では抜群に上手くて同世代の中でもトップレベルなのに逆上がりやなわとびがサッパリできない

 

 

などなど。

 

大人にもいますよね。

 

ヨガで後屈系(ブリッジとか)は得意なんだけど前屈とかバランス系のポーズが苦手

 

腹筋はバッキバキなんだけど胸や腕や脚はヒョロヒョロ

 

美味しい肉屋は知ってるのに女子とのデートに使えるお洒落なレストランを知らない

 

などなど。

 

「短所は長所が補ってくれる」とは考えるのに「短所が長所を打ち消してしまう」と考えない身勝手さ

 

「長所を伸ばす」指導がよしとされてる根拠に

「長所を伸ばせば短所は隠される」「短所が隠されるくらい長所を伸ばせばいい」っていうのがあります。

確かにそういうこともあります。長所をひたすら伸ばすことで大成してる人もいるでしょう。

野球選手なら足が遅くてもホームランだけ打てばいいですよね。

 

しかし逆に「短所があるばっかりに長所が活かされない」ということはないのでしょうか?

上に挙げた例で言うと球がどんなに速くてもストライクの入らないピッチャーなんて試合じゃ使えません。

 

ヨガやってて後屈ばっかりやるレッスンなんてありません。

 

「あなたとなら毎晩肉でもいい」って言ってくれる肉食女子なんてサバンナにしか存在しません。

 

長所が短所を隠す 「色の白いは七難隠す」ということわざがある一方で

 

自信のあることに頼り過ぎると失敗することもあり、長所が短所になってしまうこともある

「長所は短所」ということわざも存在するんです。

 

短所を克服することで新たな可能性や楽しみが生まれる

 

運動に限ったことではないと思うのですが自分の短所としっかり向き合いそれを克服した時に物事の新しい楽しさや自分の可能性に気づくことができます。

 

「長所を伸ばすだけ」の指導やトレーニングに偏りすぎず短所と向き合いそれを克服するトレーニングも積んでいきましょう。

 

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池田仁

 

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